山門 四天王像

 

山門

俗世から仏の世界(お寺の境内)への入り口。お寺の結界。山門そのものが仏様でありその内を通ることは仏様の胎内に入ることを意味します。つまりは胎内めぐりをすることで産まれ変わり身も心も清らかになり本堂の本尊様と向き合える準備ができているのです。

四天王

仏法を守護する神で甲冑を身に着けた武将のような姿をしています。

東 持国天 「国を支える神」

悪を下し国家を平和・安泰にさせる力を持つ。足下に邪鬼を踏みつけ刀を持ち右手を振り上げて仏敵を威嚇する姿。

南 増長天 「恵みを増大させる神」

五穀豊穣を司り、広大な恵みで仏教を守護する。右手に戟を持ち左手に刀を持つ。

西 広目天 「特殊な力の目を持つ神」

千里眼のような目でこの世を観察し仏教とそれを信じる者を守護する。筆と巻物を持つ姿もあるが能満寺広目天は右手に五鈷杵、左手に戟を持つ。

北 多聞天 「あまねく聞く神」

釈迦の説法を良く聞く者 別称 毘沙門天 財福の神であり疫病を払う無病息災の神。宝塔(仏様の象徴)を捧げ持ち三叉戟を持つ。天部の主尊(リーダー)。